ビハインドネックプルダウンの危険性。

こんにちは。今日はスポーツクラブに通われている方々で「ビハインドネックラットプルダウン」という種目で首や肩を痛められて来院される方があまりに多いので何故その種目で痛めるのか?何故危険なのか?について書いてみようと思います。

ビハインドネックラットプルダウンとは広背筋(主に背中の上部)を鍛える種目ですが適切な重量、フォームまた1番大切なのはビハインドネックラットプルダウンを行う方の首や肩にストレートネック、頸椎症、頸椎ヘルニア、肩板損傷、脱臼の既往歴など疾患がないか?肩関節や肩甲骨の硬さはどうか?などわかった上でないと首や肩、背中に怪我を負う可能性の高い種目であり初心者にはオススメ出来ない種目だと私は思っています。にも関わらず大手スポーツクラブなどでは初回オリエンテーションなどで背中を鍛える種目としてこの種目をインストラクターから習ったという話をよく耳にします。

では何故、この種目が危険なのかというと人間の日常生活は仕事するにも家事するにも殆ど前屈みであり猫背になることが多く、肩関節や肩甲骨の柔軟性が低下している方が殆どです。その為、この種目を行うとバーが頭に当たるのを防ぐ為、頭を過度に前に突き出して頸椎に過度の負担をかけてしまいます。ようするに後ろから羽交い締めされている状態でトレーニングしているようなものです。また頭を前に突き出す姿勢を繰り返していると悪い運動パターンを身体が覚えてしまい、その結果肩や背中を痛めることにも繋がります。また頭が過度に前に突き出す姿勢でバーを首の後ろに引っ張ることで肩関節や回旋肩板(ローテーターカフ)にも過度の負担が掛かり痛めることもあります。そこでこのラットプルダウンを使用する場合は必ず首の前にバーを引くフロントネックラットプルダウンを行うようにします。この種目バーを首の前に引く為、危険な姿勢をとることもなく上半身の自由度の高い状態でトレーニング出来るためローテーターカフや肩関節、首を痛めるリスクも大幅に少なくなります。またウエイトを降ろした際にしっかり胸を張る姿勢を作ることで肩甲骨を寄せることができるのでしっかり背中に効かせることが出来ます。

ではフロントネックラットプルダウンの正しい手順を御紹介します。

① 自分の力量にあった重量を設定したらバーを握ってマシンに座り、足のポジションを定めて身を動かさないように固定します。背中は自然なアーチを作りやや後傾した姿勢を作ります。この際、親指はバーを握り込まず他の4本の指で引っ掛けるようにしてバーを握り込ます。

② バーを引きつける時まずは肩甲骨を寄せて胸を張る姿勢を作り肩をすくめないようにして背中でバーを引く感覚を掴む。腕の力に頼ってしまうと上手く背中の筋肉を働かせることが出来なくなります。

③ 鎖骨のあたりまでグッとバーを降ろしてきたら肩甲骨の間にボールペンを挟むようなイメージで肩甲間部に力を入れる。バーを戻す時も負荷を感じながらゆっくり戻す。またスタートポジションに戻った時にお尻が浮いてしまうと反動を使いやすくなるので注意する。

最後に・・・

健康になる為に運動を始めたのに怪我をしてしまっては意味がありません。自分の身体を知った上でトレーニングしましょう!

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ビハインドネックプルダウン

フロントネックプルダウン

 

 

 

おはようございます^_^

今日は題名通り、「老化は足元から」という事について書いてみようと思います。
前にも書きましたが現代社会、車、電車、エレベーター、エスカレーター、パソコンなど便利な物が増えすぎて、極端に身体を動かす機会が減少して、日常生活に必要な筋力が一昔前に比べて、かなり低下しています。何もしなければ30歳以降、年に0.1~0.2%もの筋力が失われていき、成人病などの生活習慣病、肩こり、腰痛、膝の痛みなどの原因となっています。
日常生活において身体を動かす機会が減っている以上、故意にでも身体を動かす機会、さらに言うと「筋肉トレーニング」ではなく「筋力トレーニング」が必要になります。
という事です。要するに社会が便利になればなる程、人間の筋力は落ちていくという事です。
ではどうしたら良いか?スバリ言うと「運動」です。それも筋肉を鍛える筋力トレーニングが必要になって来ます。
よく私が耳にするのが「私は毎日ウォーキングしてる」「私は毎日ジョギングしてる」そういう言葉を良く聞きます。
確かに最初の頃は良いでしょう。全く何もされてなかった方が上記をすればある程度筋力もついて来るでしょう。
ただ身体が慣れてしまえばそれは運動ではなくなります。
またマラソンランナーを見て貰えばわかるように身体の線が細いです。
ジョギングも良い事ですがそれだけ続けていると筋力が削げ落ちて来ます。
なので有酸素運動ではなくスクワットだけでも良いので筋トレを取り入れましょう。
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