産前、産後の膝の痛み、股関節痛について。

先日も臨月の方が左膝が痛いということで来院されました。実際みてみると熱を持ち、膝が腫れていました。しかし、患者さんは痛めた覚えもないと言う事でした。では何故?このように腫れて痛みが出たのでしょうか?これには妊娠が大きく関係しています。妊娠するともちろんドンドンお腹が大きくなるので下記のような姿勢になってしまいます。

この姿勢になると股関節や膝に過度の負担が掛かります。人間には利き足、利き手がある為、両方の筋肉のつき方や関節に掛かる負担にも左右差があります。その為、上記の方も左膝のみに痛みが出たということになります。負担のかかり方は人によって様々なので股関節に痛みが出る方もいれば膝に痛みが出る方もいます。ではどのようにすれば痛みは改善するのでしょうか?

根本的には出産しないと難しいと思います。ただ軽減させる事は可能です。

① 立っている時に痛みが出ている側に体重を掛けている可能性が高いのでそれに気づいた時は反対の足に体重を掛けるようにする。

② 患部を触って熱を持ったり、腫れているようなら5〜10分程度冷やす。

③ サポーターなどを用いて負担を軽減する。

自宅でできる事はこれくらいですが妊娠中でも超音波治療やマッサージ、ストレッチなどは出来る為、そういった治療を受けるのも効果的です。ただあまり妊婦さんの治療を経験した事のないところはおすすめできないのでしっかり下調べをしてから通いましょう!

 

 

ランニングやジャンプを長時間繰り返しおこなうことによって膝に痛みが生じてきます。痛みの程度により重症度が異なります。

軽症

スポーツは可能であるが、その後痛む。

中等症

スポーツのプレーには支障がないが、途中と後で痛む。

重症

常に痛み、プレーに支障が出る。

最重症

腱や靱帯の断裂。

オーバートレーニングにより生じるため、使い過ぎ症候群(over use)ともよばれます。

靭帯や腱が骨に停止するところでは、筋肉のはたらきによるストレスが集中しやすく、組織の小さな損傷が生じます(①②③)。また、靭帯が骨のすぐ上を通るところでは、膝の曲げ伸ばしによって靭帯と骨の摩擦が生じて炎症の原因になります()

大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)

膝蓋腱炎(ジャンパー膝)

鵞足炎

腸脛靭帯炎

選手側の問題としては、筋力不足、筋力のアンバランス、骨の成長と筋の伸びとのアンバランス、からだの柔軟性不足、アライメント不良などが挙げられ、練習や環境の問題としては、オーバートレーニング、選手の体力や技術に合わない練習、不適切な靴、硬すぎたり軟らかすぎる練習場などが挙げられます。

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こんにちは。今日は中高年に多い変形性膝関節症について書いてみようと思います。

症状

男女比は14で女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。主な症状は膝の痛みと水がたまることです。

初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが、正座や階段の昇降が困難となり(中期)、末期になると、安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。

原因と病態

原因は関節軟骨の老化によることが多く、肥満や素因(遺伝子)も関与しています。また骨折、靱帯や半月板損傷の外傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することがあります。

加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、遣い過ぎによりすり減り、関節が変形します。

治療

症状が軽い場合は痛み止めの内服薬や外用薬を使ったり、マッサージ等で血流がよくしたり膝関節内にヒアルロン酸の注射などをします。また大腿四頭筋強化訓練、関節可動域改善訓練などの運動器リハビリテーションを行ったり、膝を温めたりする物理療法を行います。足底板や膝装具を作成することもあります。

このような治療でも治らない場合は手術治療も検討します。これには関節鏡(内視鏡)手術、高位脛骨骨切り術(骨を切って変形を矯正する)、人工膝関節置換術などがあります。

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