歩くだけでは筋肉の衰えを防ぐには不十分

ウォーキングは、中高年から高齢者に積極的に取り入れられ、肥満や糖尿病といった生活習慣病の予防や改善に効果的とされていますが、それだけではサルコペニア症候群は防げないのでしょうか。

筋肉は、体を動かす「骨格筋」と、臓器を構成する「平滑筋」に大別され、骨格筋はマグロのような赤身の「遅筋線維」と、ヒラメやカレイのような白身の「速筋線維」があります。

遅筋線維は長距離ランナーのごとく持続力があって疲れにくく、力の入り具合が相対的に弱い特徴があります。ウォーキングで使うのは、主にこの遅筋線維です。一方、速筋線維は短距離ランナーのごとく瞬発的な力を発揮します。一般的な人の太ももなら、遅筋線維と速筋線維は半分半分というイメージで構わないでしょう。

この筋線維を調べてわかったのは、年齢の影響を受けるのは速筋線維の方が大きいということです。そうであるなら、サルコペニアの予防や改善には、速筋線維をターゲットにするのが望ましいのです。つまり、速筋線維をあまり使わないウォーキングは、サルコペニア対策として十分ではない可能性があります。

サルコペニアの予防や改善には、筋力トレーニングが向いています。筋力トレーニングとは片脚立ちやスクワット、腕立て伏せ、ダンベル体操など、筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動のことです。

自分の体重を利用して行うものと、ダンベル運動のようにダンベルや各種マシンといった器具を用いて行うものがあります。どちらの場合も、筋力の向上に合わせて、トレーニングの負荷を少しずつ重くしていくことが大切です。

高齢期に入ってからでも、その人の筋力に合わせて行えば、トレーニングの効果は出て、サルコペニア症候群の予防や改善につながります。トレーニングは楽しく行うとともに、筋肉の疲れをとるために十分な休息、入浴、マッサージ、睡眠が大切であることはいうまでもありません。

毎日行うのではなく、23日に1回程度、週23回の頻度での運動が推奨されています。

無理のない範囲で継続的に行うようにしてください。当院ではパーソナルトレーニングジムも運営しております。また施術の一環として筋トレも出来ます。詳しくは良整骨院までお問い合わせください。

私の整骨院に来ている患者さんに「膝の周りの筋力が落ちてるから鍛えてくださいね」というと殆どの方が「歩かないといけないのはわかってるんだけどね」と殆どの方が言います。

確かに今まで寝てばかりで運動もして来なかった人が歩けば多少は効果があるかもしれません。ただウォーキングはキツくもないしその程度の運動では筋力増強とは行きません。筋力をつけていく為には筋肉に負荷をかけていく必要があります。その為には筋トレをしていく必要があります。脚の筋力をつける為にはスクワットが1番です。

そこで正しいスクワットの仕方を御紹介します。

つま先をやや外側に向け、肩幅くらいの足幅で        立つ。

膝を少し曲げて太ももの前が緊張した状態でスタート。

足と同じ方向に膝を向け、ゆっくりしゃがむ。

太ももと膝が平行になるところまでしゃがむ(膝がしゃがむと痛い人はしゃがめるところまで)

出来るだけ早く、一気に立ち上がり膝を伸ばしきる手前で止める。この一連の動作を10回繰り返す。

長崎で肩こり、腰痛、膝痛、スポーツ障害でお困りの方、骨盤矯正、ダイエット、筋トレ、スポーツマッサージをご希望の方は良整骨院、S&Cパーソナルトレーニングジムへ