骨粗しょう症

骨粗しょう症

2021.03.05

骨粗鬆症は、骨がもろくて骨折しやすい状態になる病気です。骨の丈夫さを表す指標である「骨量(骨塩量)」は20歳前ぐらいにピークに到達し、それ以降は年齢とともに少しずつ低下していきます。そのため高齢になるほど骨粗鬆症になりやすく、とくに女性に多い病気です。女性に多い理由の一つは、ピーク時の骨量が男性よりも少ないことで、もう一つは閉経後に女性ホルモン、エストロゲンの分泌量が減り、骨密度が急速に低下することです。若いころに過度の糖質制限や食べないダイエットなど過剰なダイエットをしていると、ピーク時の骨量がより少なくなるので、歳をとってから骨粗鬆症になりやすくなると考えられます。
骨粗鬆症の患者さんの骨折は、若い人のスポーツなどによる骨折と異なり、治るのに長い時間がかかります。とくに足の付け根の部分を骨折が問題で、これが起きると治るまで歩行できないために、足の筋肉が弱くなって、そのまま寝たきりになってしまう患者さんが少なくありません。
骨粗しょう症を予防する為には太陽の光を浴びること、骨に負荷をかける運動(筋トレ)をする事、バランスよく3食キチンと食べることが重要です。

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