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筋肉量が低下すると起こること5つ

筋肉量が低下すると起こること5つ

スタイルが悪くなる。

サルコペニア症候群になるリスクが上がる。

体脂肪が増え、内臓脂肪も増える。

生活習慣病になるリスクが上がる。

健康寿命が短くなる。

筋肉は骨や関節の周りにあって骨を支え、収縮することで関節の曲げ伸ばしを行っています。「立つ」「歩く」「しゃがむ」などの動きがスムーズであるためには、筋肉が十分に強く、しっかりとよく収縮する必要があります。

筋肉は、筋線維という細長い筋細胞の集合体です。筋線維の数は決まっていますが、歩いたりストレッチをしたり、よく動かすことで11本がしっかり収縮するようになります。

さらに筋トレはこの11本の筋線維を太く育て、動ける筋肉、筋力を増やすことなのです。

また体の輪郭を作っているのも筋肉です。筋肉がしっかりしていればスタイルも良く見え、洋服も似合うようになります。

逆に、動かない生活が続いて筋肉を使わないと筋線維は細くなり、しっかり収縮できなくなっていきます。

この状態が続くと筋肉の質が低下して、細く弱くなった筋線維は体を支えられなくなってしまいます。同時に筋肉を支配する神経系も衰えます。

これがサルコペニア症候群(加齢により筋量、筋力が低下する事)です。

サルコペニア症候群は立ったり歩いたりする移動機能が低下すると、日常生活に様々な支障をきたします。転倒リスクが高くなる、階段の昇降が不自由になる、荷物が持てない、体を思うようにコントロールできないことで家から出るのが嫌になり引きこもりがちにもなります。

また、筋肉量の低下に伴って基礎代謝も下がるので、肥満や内臓脂肪量の増加が起こりやすくなり、生活習慣病にかかるリスクも高まります。

一方、筋肉が維持されていると、免疫機構も高まることが期待されます。高齢者の死因の上位を占める「肺炎」も、筋肉量がある人の方が細菌感染に強く、感染しても炎症の度合いが低く、肺炎になりにくいのです。外科手術をしたときも、術後の回復力は筋肉量がある人の方が高いといわれます。

また、エビデンスはまだ少ないのですが、筋肉を使うことは「動脈硬化」にいい影響があります。「糖尿病」については、筋トレを行う事でインスリンの量を増やさなくても筋肉内への糖の取り込みができることが実証されているので、動脈硬化に対しても間違いなく好影響は出ています。筋肉が体に与えるメリットはとても多面的です。皆さん、将来、家族に迷惑かけない為、自分の健康の為人生を楽しく過ごす為に今から自分の体に投資しませんか?

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